解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午後:第51問

電子部品について正しいのはどれか。2つ選べ。

a: ピエゾ素子は磁束密度を検出する。

b: CdSは光を受けると起電力が発生する。

c: フォトダイオードは受光量に関係なく一定電流が流れる。

d: オペアンプは多数のトランジスタで構成されている。

e: ツェナーダイオードは一定の電圧を得るために用いる。

半導体素子は大きく分けて受動素子、能動素子がある。受動素子は抵抗やコンデンサがあり、能動素子にはフォトダイオード、発光ダイオード、トランジスタなどがある。それぞれの素子には役割があり、抵抗は電流のコントロール、コンデンサは電気を蓄える働きをする。能動素子であるフォトダイオードは光エネルギーを電気信号に変換、逆に電気信号を光エネルギーに変換するのが発光ダイオード(LED)である。 トランジスタは信号の増幅機能や電気回路をオン・オフするスイッチの役割を持っている。

a:ピエゾ素子は圧力と電気信号を変化するセンサである。心拍センサやスマートフォンのタッチセンサとして用いられる。

b:CdSは光電効果を持ち、光の照度により電気抵抗が変化するため、これを利用して光センサに用いられる。太陽電池などがある。

c:フォトダイオードは電流として流れる素子であり、入射光の照度にほぼ比例した光電流が流れる。光の量を測定することができる。

d:正解。オペアンプは、演算増幅器とよばれる。オペアンプの内部は差動増幅回路を基本として、多くのトランジスタで構成される。

e:正解。ツェナーダイオードは端子電圧を一定の大きさに保つ働きがある。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
kohをフォローする
スポンサーリンク
臨床工学技士 国家試験 過去問
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました